ITパスポートの年収

ITパスポートの年収を考える
「ITパスポートの年収を考える」というのは、少し難しい(違和感のある)テーマかもしれません。
というのも、ITパスポートの資格を持っているからといって看板を掲げても商売としては成立しません。
個人で独立開業できる資格ではないのです。
ITパスポートは、PCなどの操作がスムーズにでき、基本的な情報処理ができるかどうかを認定するもの。
「職業人(になろうとする人)一人ひとりに求められるIT力、パソコン操作ができる・パソコンを使ってデータの処理ができるレベル」です。
ここでいう「年収を考える」というは、あくまで資格手当が付くことが前提のことです。
ITスキルを証明できます
IT技術者(プログラマーやエンジニアなど)は、多くの場合、自分が持っている資格が評価されて資格手当が付きます。
つまり、その手当が年収アップになると考えることができるのです。
しかしながら、ITパスポートがそれに当たる資格かと問われれば、残念ながら答えは「ノー」。
資格手当が付くケースはほとんどないのが現状でしょう。
とはいえ、ITパスポートの資格を持っているということは、職場でPCのスキルに長けていると判断されるのは間違いありません。
社内資料の作成や、報告用のレポートづくりなど、重要な業務を任される機会も増えるでしょう。
それだけで評価は上がるはずですし、ステップアップのチャンスがあると前向きにとらえられます。
スキルアップで年収を変える
ITパスポート=年収アップと判断を急がず、周囲からの評価をモチベーションに、上位レベルの情報処理技術者資格を目指すのも良いと思います。
実践力を備えたレベル2の「基本情報技術者試験」、高度なIT技術者を強く意識したレベル3の「応用情報技術者試験」などを視野に入れておきましょう。
情報処理技術者試験は、まさに仕事直結の資格です。
実務的なスキルが求められ、成果がわかりやすいので、周囲から高い評価を受けられるのです。
ITパスポートをきっかけにすれば、どんどんステップアップできます。